バス運行状況システム「バス予報」と連携、青森でもスマートバス停採用決定
スマートバス停クラウド「MMsmartBusStop」全国展開に向けマルチプラットフォーム対応
2019年12月24日
株式会社YE DIGITAL(本社:北九州市八幡西区 社長:遠藤直人、以下、YE DIGITAL)は、西鉄グループと共同開発した「スマートバス停(※1)」に、時刻表や広告コンテンツを配信するクラウドサービス「MMsmartBusStop」を開発、2020年1月より順次サービス提供を開始します。本サービスは本格的な全国展開に向け他社バス運行状況システムと連携可能なマルチプラットフォームになっており、来春、青森県下での運用が開始される予定です。
2018年1月から開始した「スマートバス停」の実証実験では、時刻表を手作業で作成、配信をしていましたが、「MMsmartBusStop」では、実証経験を踏まえ、手作業で作成していた時刻表をGTFS(※2)から自動作成、その他掲示物と合わせて、各スマートバス停に自動配信することができるようになります。
また、「MMsmartBusStop」では、バスロケーションシステムのマルチプラットフォーム対応がされており、西鉄グループのバスロケーションシステム以外の連携先第一弾として、十和田観光電鉄株式会社(本社:青森県十和田市、代表取締役社長:佐藤行洋、以下、十和田観光電鉄)の七戸十和田駅前バス停にて、アーティサン株式会社(本社:東京都調布市、代表取締役社長:小山才喜、以下、アーティサン)が提供するバス運行状況システム「バス予報」と連携したサービス提供を開始致します。
当社は、国内にバス運行状況システム(バスロケーションシステム)は多数存在する中、「スマートバス停」導入にあたり、バス事業者がすでにお使いのシステムをそのまま使えることが重要と考え、マルチプラットフォームとして開発を行って参りました。
十和田観光電鉄が属する国際東北グループでは、今年2月には岩手県交通株式会社(本社:岩手県盛岡市、代表取締役会長兼社長:本田一彦)が盛岡駅前において、スマートバス停の実証を開始しており、国際東北グループ内で、七戸十和田駅前バス停以外においても、スマートバス停とバス予報の連動展開を検討されています。
当社は、国際東北グループが導入をすすめる「バス予報」と連携させて頂き、対応事例を積み重ねることで、さまざまなシステムをお使いの全国のバス事業者様への対応を強化、お客様利便性の拡充を図って参ります。
- ※1 スマートバス停とは、クラウドからコンテンツを配信することで、デジタルサイネージにバスの運行時刻表はもちろん、その他の告知文や広告などをリアルタイムに表示できるバス停のことで、特定の曜日や時間帯の時刻を大きく、わかりやすく表示できるなど、お客様の利便性向上に寄与する機能を備えています。また、遠隔で操作できることから時刻表等の貼り替え作業が不要となるため、働き方改革にも効果が期待されます。
- ※2 GTFS(General Transit Feed Specification)とは、公共交通機関の時刻表と地理的情報に関するオープンフォーマットのこと。情報が共通のフォーマットで公開されることで、複数の公共交通機関の情報を利用する経路検索などのアプリケーション開発が容易になります。
<関連情報>
- 十和田観光電鉄株式会社様
十和田観光電鉄及びグループ各社は、乗合バス、貸切バス、遊覧船、スキー場、ホテル、旅行業、など、十和田市を中心に事業を展開されています。また十和田観光電鉄が属する国際東北グループは、同社の他に岩手県交通株式会社、秋北バス株式会社を傘下にもっており、グループ全体で公共交通サービスを通じた地域の活性化を推進しています。 - アーティサン株式会社「バス予報」
バスロケーションシステムはバスの現在位置をスマホで確認することができるシステムです。利用者様はバスの運行や遅延の状況を手元の Web アプリで確認できるので「いつ来るか分からない」イライラから解放されます。バス事業者様は車両のリアルタイムな位置・状態の管理が可能になるため、乗客からの問い合わせや運休などのお知らせに、迅速・簡単に対応することができます。
<システムイメージ図>