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市街地での渋滞緩和のため、公共交通の利用促進を

「博多深見パークビルディング」にモビリティサイネージクラウド「MMvision」導入決定!

2021年02月03日

「博多深見パークビルディング」完成予想図

 

IoTによるビジネス変革を推進している株式会社YE DIGITAL(本社:北九州市小倉北区 代表取締役社長:遠藤直人 以下、YE DIGITAL)が開発したモビリティサイネージクラウド「MMvision」が、三菱地所株式会社(本社:東京都千代田区 執行役社長:吉田淳一 以下、三菱地所)と深見興産株式会社(本社:福岡市博多区 代表取締役:深見達之 以下、深見興産)が開発を行い、本日2021年2月3日に竣工した高機能オフィスビル「博多深見パークビルディング」に導入されることが決定いたしました。
 

モビリティサイネージクラウド「MMvision」とは

「MMvision」とは、広告やお知らせ等を配信する従来のデジタルサイネージ配信システムの機能に加え、交通情報(最寄り駅やバス停の時刻表や運行情報)の配信が可能な、デジタルサイネージ配信プラットフォームです。交通情報を交通結節点や商業施設、オフィスビル等に表示することで、円滑な乗り継ぎや時間の有効活用が可能になります。また、IoT技術により情報配信先であるデジタルサイネージの稼働状況監視や、システム更新等が遠隔操作でできることから、サイネージのメンテナンスにかかる負担の軽減も可能となります。
 

本計画へのサイネージ導入に至った経緯

福岡市では近年、アジアの交流拠点都市、国際集客文化都市としての都市像を実現するため、「博多コネクティッド」や「天神ビッグバン」といった、都心部のさらなる機能強化・機能更新を目指した施策が行われております。今回、三菱地所と深見興産が開発を進めている高機能オフィスビル「博多深見パークビルディング」も「博多コネクティッド」のエリア内に位置し、両社は福岡市中心部における「街づくり」に貢献すべく、開発に積極的に取り組んでおられます。本計画では都心部機能更新誘導方策を活用しており、交通環境の改善に寄与する施設整備の一環として、今回のデジタルサイネージの設置を行っています。
 

YE DIGITALの取り組み

YE DIGITALは2017年頃から西鉄グループと共同で「スマートバス停」に取り組んでおり、すでに全国で20基以上の「スマートバス停」が稼働しています。その実現の大きな後押しとなっているのが、国土交通省が2016年から進めている公共交通機関の時刻表や地理データの共通フォーマット化(GTFS、General Transit Feed Specification)です。また、各公共交通機関が提供するロケ―ションシステムとの連携により、運行情報の表示も可能となっています。当社はこれらの機能を生かし、利用者の日常生活の中にある公共交通機関の利用を、豊かな・より便利なものにできないかと考え、マルチモーダル対応(複数の交通機関の連携促進による、利用者の利便性向上)を進めて参りました。

 

▽これまでのマルチモーダルの対応例

 

博多深見パークビルディングのアクセスとサイネージ設置位置

 
 

博多深見パークビルディングでの表示内容(内容は変更になる場合があります)

 


YE DIGITALは、今回「博多深見パークビルディング」内において、地下鉄~ビルの乗継経路上に、広告等と合わせて公共交通の運行情報を表示することで、円滑な公共環境づくりを実現し、福岡市が進める都心部機能更新を支援するとともに、マルチモーダル化を促進するツールとして「MMvision」を全国に向けて展開して参ります。