自動化設備メーカとのパートナーシップで物流倉庫の自動化を加速
YE DIGITAL、倉庫自動化に特化したWES「MMLogiStation」を提供開始
2021年11月25日
DXによる新たな社会づくりを推進している株式会社YE DIGITAL(本社:北九州市小倉北区 代表取締役社長:遠藤 直人)は、11月25日より物流倉庫の自動化促進に特化したWESである倉庫自動化システム「MMLogiStation」の提供を開始いたします。
業界が注目するWES(倉庫実行システム)とは?
WESとは、従来のWMS(倉庫管理システム)と自動化設備の制御をおこなうWCS(倉庫制御システム)の中間に位置するシステムで、物流現場の自動化設備連携・作業管理に特化しています。従来WMSが行っていた自動化設備連携・作業管理をWESに分離することで、各システムの役割がシンプルになり、自動化設備の導入や作業手順の変更等、業務の変化にスピーディに対応することが可能となります。■倉庫自動化システム「MMLogiStation」の特徴
倉庫自動化システム「MMLogiStation」とは、自動化設備の導入をスピーディにするだけではなく、人や機器といった倉庫内のオペレーション全体の最適化を実現するWES(倉庫実行システム)です。メーカとの協業により、主要な自動化設備を制御するWCSとのインタフェースを「プラグイン」として標準搭載することで、設備導入時には、スピーディに追加を行うことが可能となります。リリース時現在、下記メーカの自動化設備の販売を含めてお取り扱いしております。
・株式会社ZMP 物流支援ロボット CarriRoシリーズ
・株式会社匠 自律搬送ロボット TiTraシリーズ
株式会社ZMP CarriRoシリーズ | 株式会社匠 TiTraシリーズ |
■システム構成
- 主要な自動化設備の追加はプラグインで簡単・スピーディに
メーカを問わず主要な自動化設備の連携用の作業パーツを、「作業オペレーションデザイナ」上で使用できるプラグインとして提供します。※1 - 倉庫内すべてのオペレーションを管理・制御
作業オペレーションを細かい作業パーツとして提供。「作業オペレーションデザイナ」上でこれらの作業パーツを並べることで、業務手順の確認を行うと同時に、自動化設備や機器を用いた人の作業といったすべてのオペレーションを管理・制御可能なWESシステムを生成します。 ※2 ※3 - ダッシュボードで物流KPIを可視化
自動化設備と人の作業を合わせた稼働データを収集し、人時生産性等の倉庫全体の生産性を可視化します。
YE DIGITALは今後、協業パートナーを広く募り、メーカを問わずに「MMLogiStation」とシームレスに連携可能な自動化設備も含めて販売を行ってまいります。また、デジタルツイン・シミュレーション機能の強化を進め、導入診断サービス等の提供の検討を進めてまいります。
- ※1 自動化設備メーカとの協業により、WCSをラインアップいたします。ご利用には別途年間メンテナンスサービスへの加入が必要となります。
- ※2 作業フローの制作および変更は当社が実施します。お客様からヒアリングした作業オペレーションに基づいて、当社が作業フローを作成し、WESシステム生成・導入します。
- ※3 作業フローは当社独自の物流業務に関する作業モデル(特許出願中)に基づいて定義します。