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2022年12月から工学府大学院生を対象に、AIを活用した社会課題解決を学習

九州工業大学とYEデジタル、DXに資する“高度専門人材育成”に向けて協力

2022年11月09日

共に北九州市に拠点をおく国立大学法人九州工業大学(本部:北九州市戸畑区 学長:三谷康範 以下、九州工業大学)および株式会社YE DIGITAL(本社:北九州市小倉北区 代表取締役社長:玉井裕治、以下、YEデジタル)は、この度、文部科学省令和3年度補正予算事業を活用し、AI技術を活用することで社会課題の解決・高付加価値化に導き、これからの産業界をけん引する“高度専門人材育成”に向けて、協力を行うこととなりました。2022年12月から大学院工学府の学生を対象に、講義および演習を行います。

今回の背景

九州工業大学とYEデジタルは、2020年に北九州市を加えた3者で「オープンイノベーション人材の育成等に関する連携協定」を締結しています。今回はこの取り組みの延長線上で生まれたものです。高度な専門的知識の習得を行う工学府において、両者のシナジーにより、現場の課題視点でAIの活用で解決を図ること、そのために必要な手法などを学ぶことで、社会貢献を実現していく、DXに資する“高度専門人材”の育成を目指します。

文部科学省補正予算事業について

文科省補正予算事業「デジタルと専門分野の掛け合わせによる産業DXをけん引する高度専門人材育成事業」において、九州工業大学の「産業のマザー・テクノロジーのDX化に資する人材の育成」の取り組みが採択されました。これまでの両者の関係を生かし、そのカリキュラムの1つとして、YEデジタルの経験・ノウハウを生かした演習科目を取り入れることになりました。
設置筐体イメージ
【 ポイント 】 現場の生の課題を、研究の場に!
技術を追求する工学府において、産業界で実装が進むYEデジタルのAI画像判定サービスやその事例を学ぶことで、技術を現場の課題の視点で捉える経験を。

演習科目:実践工学総合科目C(AI基礎と画像認識)

設置筐体イメージ
YEデジタルが提供するAI画像判定サービス「MMEye Package Lab.」を用い、アルゴリズムのパラメータを調整しながら、コンベヤーに実際の対象物を流してAIで判定する“手触り感のある”実習や、評価・改良といった演習を行います。
 

「MMEye Package Lab.」とは?

AI画像判定の学習&リアルタイム検査用サーバーに必要な機材をパッケージング。
「分類」「物体検知」「セグメンテーション」「アノマリー検出」などのアルゴリズムを搭載し、撮像環境などもセットされていることから、異物混入検査、不良品判定、個数カウントといったさまざまな用途でのAI画像判定を簡単に試すことができます。
企業のR&Dセンターでの検証や高等教育機関での演習に最適です。