バス停をスマート化し、手軽にバスの混雑状況や接近情報を確認
京都初の「スマートバス停」 京都バスが2カ所に導入
2024年03月11日
株式会社YE DIGITAL(※1、以下 YEデジタル)が提供し、NECネクサソリューションズ株式会社(※2、以下 NECネクサソリューションズ)が販売した「スマートバス停」が、この度、京都バス株式会社(※3、以下 京都バス)において導入されました。
運用は2024年2月29日(木)から、四条河原町バス停(四条通東行のりば)および大原バス停の2カ所で開始されています。
「スマートバス停」の必要性:京都バスが取り組む「京都バスナビ」利用拡大に向けた課題
京都バスは、2023年3月29日に、自社で運行する路線バスに、京都市域で初となるリアルタイム混雑情報提供機能付きのバスナビゲーションシステムfor SaaS(以下、バスナビゲーションシステム)「京都バスナビ」を導入。スマートフォンなどの端末を活用し、運行中のバスの現在地や到着予測時刻、遅延情報などの運行状況をリアルタイムで把握できるほか、3段階の混雑状況アイコンを用いて、乗車前にバスの混雑状況を簡単に確認できるサービスを提供し、利便性向上とスムーズなバス利用を実現しています。
その一方で、スマートフォンの利用が得意でない方やお年寄りなどには、バスの混雑状況を調べて確認することが難しい、という課題も出ていました。
「スマートバス停」の導入
そこで、「スマートバス停」を用いて、クラウドからバスナビゲーションシステムの情報(混雑状況や到着予測時刻、遅延情報などの運行状況)をリアルタイムに配信することで、バス停から直接確認できるようにしました。これにより、これまでスマートフォンで情報取得が難しかった方々も、手軽にバスの混雑状況や接近情報を確認できます。観光都市"京都"のバス利用がますます便利になり、地域住民や観光客にとってよりスムーズな移動が実現します。 なお、バスナビゲーションシステムはNECネクサソリューションズが提供しています。
今回、スマート化したバス停は、共に観光地を結ぶ要所として広く認識され、地域住民や観光客に多く利用されています。
京都バスご担当者様コメント
2023年のバスナビ導入に続き、今回「スマートバス停」を用いてスマート化することで、利用者が快適にバスを利用できることを期待しています。 また、バス停から提供される接近情報案内と混雑情報案内により、待ち時間の最適化や混雑を避けるための情報提供を目指しています。
表示について
- バス混雑状況と接近情報(NECネクサソリューションズのバスナビゲーションシステム活用)
- 時刻表(PDF画像表示)
- 路線図表示
- 多言語対応の案内表示
NECネクサソリューションズ提供
<< バス停をスマート化 >>
対象のバス停
- 四条河原町バス停(四条通東行のりば)京都市下京区御旅町40番地先
- 大原バス停 京都市左京区大原来迎院町84番地
スマートバス停とは
従来、紙でバス停に掲示していた時刻表や路線図、お知らせなどをクラウドから一括配信し、デジタルサイネージや電子ペーパー等に表示できるようスマート化したものです。IoTや省電力技術等を駆使し電子化した「スマートバス停」は、バス利用者にもバス事業者にも便利で使いやすい次世代のバス停です。
※1 株式会社YE DIGITAL:本社 北九州市小倉北区 代表取締役社長:玉井裕治
※2 NECネクサソリューションズ株式会社:本社 東京都港区 代表取締役執行役員社長:木下孝彦
※3 京都バス株式会社:本社 京都府京都市 代表取締役社長:吉本直樹
※ 記載されている会社名、商品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
※ 掲載されている情報は、発表日現在の情報です。最新の情報と異なる場合がありますのでご了承ください。