宇和島自動車、「道の駅みま」バス停で労働力不足解消と運休時の迅速対応の検証を11月から
愛媛県南部で「スマートバス停」実証!DXで地方バスの課題解決を目指す
2024年11月21日
株式会社YE DIGITAL(本社:北九州市小倉北区 代表取締役社長:玉井裕治、以下、YEデジタル)が提供する「スマートバス停」が、宇和島自動車株式会社(本社:愛媛県宇和島市 代表取締役社長:村重 敦、以下 宇和島自動車)が運営管理する「道の駅みま」バス停において、2024年11月より3ヶ月間の実証を開始しました。
地方バスが抱える課題をDXで解決!
バス業界は「労働力不足」や「乗客数の減少」「燃料費の高騰」などに直面し、厳しい経営状況が続いています。特に「労働力不足」による路線バスの休廃止が多く見られ、公共交通の維持が喫緊の課題となっています。これらの課題を解決するためには、デジタル化(DX)が鍵となります。
スマートバス停の導入により、次のような効果が期待されます。バス停のデジタル化を実現し、時刻表の張替作業をなくし人的労力を削減します。これにより、運行業務により注力できる環境を整えます。
広大な路線網を支える宇和島自動車、「スマートバス停」で効率化に向けた実証
宇和島自動車は、南予(なんよ)と呼ばれる愛媛県南部の交通網を支えるため、愛媛県と高知県の2県9自治体に跨る150km以上の広大な路線を管理しています。広域にわたるバス停の管理や労働力不足による業務負荷が大きくなっている中、今回「スマートバス停」を設置する「道の駅みま」バス停は、「宇和島バスセンター~松山間」を結ぶ重要な路線上に位置し、積雪や事故による運行障害が発生する可能性が高い場所です。
本実証では、以下の点を検証します。
- 労働力不足の解消
- 運休や遅れが発生した際の迅速な対応が可能か
宇和島市「道の駅みま」で「スマートバス停」の検証開始!
【検証概要】
- 期間:2024年11月~3ヶ月間
- 設置場所:「道の駅みま」バス停(〒798-1114 愛媛県宇和島市三間町務田)
【実証を行うスマートバス停】
省電力型の「楽々モデル」(Type-D:電子ペーパー採用スマートバス停)
- 乾電池駆動により、電源供給ができない場所にも設置可能で、スマート化を実現。
- 13.3インチ電子ペーパー採用により省エネと視認性の両立を実現。
- 既存ポールや壁面に専用金具で取り付けるのみで、大がかりな取り付け工事は不要。(作業時間約 30 分)
スマートバス停、画面イメージ
YEデジタルは、今後も地域独自の課題解決に寄与し、交通利便性向上に貢献するサービスの提供を通じて、より活気あふれる街づくりを支援してまいります。
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